糖尿病「自分に合った目標値を目指す治療」@

糖尿病』は、全身に様々な合併症を引き起こします。 合併症を防ぐためにも、糖尿病についてよく知ることが大切です。


■糖尿病

インスリンの作用が低下し、ブドウ糖が血液中に増加する

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が非常に高い状態になる病気です。 ブドウ糖は食事から体の中に取り込まれ、血流によって全身に運ばれます。ブドウ糖は筋肉などでエネルギー源として使われて、 余分なブドウ糖は肝臓などに貯蔵されます。この時、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンが全身に 作用しています。ブドウ糖は、インスリンが作用することによって筋肉や肝臓に取り込まれますが、糖尿病があると インスリンが十分に作用しないので、ブドウ糖は筋肉や肝臓に取り込まれません。 そのため、血液中のブドウ糖の量が常に多くなってしまいます。


●インスリンの作用が低下する原因

インスリンが十分に作用しなくなる主な原因には、次の2つがあります。

▼インスリン分泌量の低下
膵臓から分泌されるインスリンの量が少なくなります。遺伝的な体質が関係しており、日本人はこの体質を持つ人が多いと いわれています。

▼インスリン抵抗性
インスリンは十分分泌されていても、筋肉や肝臓で十分に作用しなくなることを「インスリン抵抗性」といいます。 原因は肥満で、「内臓脂肪」が蓄積すると、脂肪細胞からインスリンの働きを悪くする物質が多く分泌されるためだ と考えられています。欧米人に多いタイプですが、最近は日本人にも増えていることがわかってきました。

糖尿病の多くは、この2つの原因が重なって起こると考えられています。