高血糖・糖尿病対策に『黒豆酢』

黒豆酢』の黒い色素が活性酸素を消去すると、インスリンとグルカゴンの分泌サイクルが正常化して、 膵臓・肝臓が守られ、血糖値が安定します。 また、大豆タンパクが膵臓と肝臓の機能を衰えさせる内臓脂肪を減らして、血糖コントロールを回復させます。 さらに、お酢のクエン酸が末梢の血流を活性化させて、合併症を遠ざけ、エネルギー生産によってだるさも緩和します。



■日本糖尿病学会が新たな目標値を設定

糖尿病の合併症を防ぐために、目標とすべき血糖コントロールの値は、「ヘモグロビンA1c7.0%未満(NGSP値=国際標準値)」とする。 2013年5月、熊本県で開催された学術集会において、日本糖尿病学会では、このように新たな目標値を定めました(熊本宣言2013)。 ヘモグロビンA1cとは、赤血球のタンパクであるヘモグロビンに、ブドウ糖が結合したもの。 ヘモグロビン全体におけるその割合を調べることで、患者の過去1〜2ヶ月間の血糖値レベルがわかるのです。 検査直前の食事や運動の量で、血糖値は上昇・下降しますが、ヘモグロビンA1cにはそうした短期的な変動は現れません。 糖尿病の改善・悪化を判定するうえで、重要な目安となります。

日本糖尿病学会が今回、こうした目標値を強く打ち出した背景には、 近年、日本人の糖尿病患者数の増加に歯止めがかかっていないことが挙げられます。 平成19年の国民健康・栄養調査によると、糖尿病の患者数は約2210万人(糖尿病が強く疑われる人が約890万人、その可能性を 否定できない人が約1320万人)。10年前に比べて約840万人もの増加で、合併症に陥る患者数も深刻な事態です。
●糖尿病性網膜症による失明者=年間3000人以上(新たな失明者の約18%)
●糖尿病性腎症による人工透析の導入者=年間16000人以上(新たな透析導入者の約44%)
●糖尿病足病変(壊疽)による足の切断者=年間3000人以上(全切断者の40〜50%)

さらに見逃せないのは、日本人の死因上位である脳梗塞と心筋梗塞についても、糖尿病を長年患うことで発症リスクが大幅に 高まること。脳や心臓に血液を巡らせる血管の老化、すなわち動脈硬化が、糖尿病によって早く進むためです。 なお、腰痛や寝たきりの大きな原因の骨粗鬆症も、糖尿病によって進行が加速することがわかっています。


■有望な自宅療法として勧められる「黒豆」

全身をむしばむ糖尿病の合併症を遠ざけるために、医師も患者さんも念頭に置かなくてはいけないのが、冒頭で挙げた 「ヘモグロビンA1c7.0%未満」。裏を返せば、ヘモグロビンA1cがこの値を超えた状態が長く続くと、合併症が起きやすくなり、 まさに糖尿病の赤信号の点滅となります。この目標値の維持にまず肝要となるのは、糖尿病を招いた生活の乱れ(大食・偏食・ 運動不足など)を正して、医師の指示の下、食事療法・運動療法・薬の服用に努めること。 同時に、血糖値の安定を助ける自宅療法を実践することも、大いに進められるでしょう。 そこで注目していただきたいのが『黒豆酢』の効用です。



■黒い色素が膵臓と肝臓の機能を守る

糖尿病の患者さんに向けてお勧めなのが「黒豆酢」です。その名のとおり、これは酢に漬けこんだ黒豆のことで、 材料はどちらも身近なものですし、作り方もごく簡単です。薬を服用しながらも、検査値が好転しなかった患者さんが、 この黒豆酢を食べてから血糖値が正常値に改善。ヘモグロビンA1c7%未満を達成できたなど、喜びの症例は少なくありません。 中性脂肪や肝機能値が改善したり、無理なくダイエットできてお腹がへこんだ、という声も届いています。

黒豆酢がこうした優秀な効用を発揮する理由としては、まず、黒豆の黒い色素(アントシアニンとメラノイジン)の働きが 考えられるでしょう。これらの色素には、膵臓や肝臓の働きを低下させる活性酸素を消去する力があります。 活性酸素とは、呼吸で体内に取り入れた酸素が変化して発生するもの。血管や内臓の細胞を酸化させる(錆びつかせる)、 強い毒性があります。そのため、活性酸素に膵臓が襲われると、β細胞から出るインスリンの分泌力が衰えることに。 インスリンは、血中のブドウ糖などに届けて、血糖値を下げるホルモンです。
さらに、膵臓のα細胞から出るグルカゴンの抑制もうまくできなくなります。 グルカゴンは肝臓で分解されたブドウ糖を血中に放出させ、血糖値を下げるホルモンです。 そこで、黒豆の色素が活性酸素を消去して、膵臓と肝臓の機能がガードされれば、 インスリンとグルカゴンによる血糖値の下降・上昇サイクルが正常化。高血糖からのすみやかな脱出が可能となるのです。


■内臓脂肪の解消に大豆タンパクが有用

黒豆に含まれる大豆タンパクの構成成分の一種は、内臓脂肪を減少させるとともに、 『アディポネクチン』 という生理活性物質を増加させます。それによって、脂肪の燃焼がさらに促されて、動脈硬化まで抑える働きが注目されています 糖尿病の患者さんのエコー検査では、膵臓と肝臓に内臓脂肪がびっしりついて、真っ白に写ることが少なくないもの。 この内臓脂肪もまた、インスリンやグルカゴンの分泌や、グリコーゲンの分解機能に異変を生じさせる元凶です。 黒豆はこの厄介な内臓脂肪を取り去って、血糖値の安定にますます貢献するわけです。

黒豆酢を食べると、さらに酢の働きも大きなメリットとなって加わります。 酢に含まれるクエン酸は体内にたまった乳酸(疲労物質)を取り除いて、糖尿病特有のだるさや疲れやすさを緩和します。 クエン酸は細胞内でのエネルギー生産も促進するため、血液中の中性脂肪が消費されて、 サラサラの血液になるという効用も見逃せません。 末梢の血流を改善することは、最悪の場合は壊疽にまで至る、足先の病変という合併症を防ぐうえで極めて重要です。 このように考えると、黒豆酢とは糖尿病の治療の成果を高めて、合併症と無縁の人生を過ごすための「台所の名薬」。 毎日10〜15粒食べることで、衰えかかった膵臓、肝臓に活力が回復し、血糖値の安定化につながるでしょう。



■黒豆酢の作り方

▼@黒豆を流水で洗う
黒豆をザルにあけて流水で洗い、水けを拭き取っておく。

▼A黒豆を軽く炒る
黒豆を比で軽く炒る。香ばしい匂いがしたら火を止める。

▼B保存容器に黒豆を入れる
蓋つきのガラス製の保存瓶に黒豆を入れる。瓶の容量の1/3程度の量でよい。

▼C酢を注ぐ
黒豆の上から酢を注ぐ。瓶の要領の2/3程度の量でよい。

▼Dそのまま一晩置く
冷暗所に一晩置くと、酢を吸って大きくなった黒豆が、酢の上まで盛り上がってくる。

▼E酢をもう一度注ぐ
盛り上がった黒豆がひたひたに隠れるまで酢を注ぐ。

▼F1週間〜10日間置く
黒豆が盛り上がってきたら、酢をその都度注ぎ足す。ひたひたの状態で冷暗所で1週間〜10日置く。

▼G酢切りをする
黒豆をザルにあけて、残っていた酢を切る。

▼H出来上がり
保存瓶に戻して、黒豆酢の出来上がり1日10〜15粒食べる。