糖尿病の食事療法「酢玉ネギ」

医師も愛食している『酢玉ネギ』で血糖安定! 血管のサビつきを抑え、糖尿病の予防にも役立つ食事療法です。



■「酢玉ネギ」食事療法

【文】 某クリニック 医学博士 A氏

私自身が18年ほど毎日食べており、当院の患者さんにも勧めて大好評の自宅養生食、それが「酢玉ネギ」です。 私の場合は一週間分作り置きして、毎日醤油皿に盛って食べています。 そのおかげで、空腹時血糖値は80〜90、ヘモグロビンA1cも4.8と理想的な数値です。 また、酢玉ネギを食べている患者さんも血糖値が平均して20〜30下がるほか、高血圧、めまい、耳鳴りなどの改善例も 確認しています。では、なぜ酢玉ネギがこれほど豊かな薬効を持っているのでしょうか。

私は長年に渡って、さまざまな観点から糖尿病の研究を行っていますが、食品の効能についていえば、 玉ネギに含まれる「グルタチオン酸」は玉ネギの甘み成分で、体内で抗酸化作用を発揮して、 毒性を持つ活性酸素を除去。それによりインスリンを分泌するβ細胞を保護し、結果的に血糖値の降下を促します。 これは私も治験に協力した、新型の糖尿病治療薬(インクレチン)の作用と似た働きです。



■細胞を活性化させる酢と合わせ効果アップ

グルタチオン酸のさらなる特徴は、先述した抗酸化作用によって血管内皮細胞(血管の内側の細胞)を守り、 ゴミ(不要なタンパク質)を増やさないようにしてくれるうえ、それらを除去して、 血管内皮細胞が傷つかないように防御することです。 なぜなら、血管内皮細胞から作られる細胞伝達物質が、長生きする上で大変重要となるため。 故に、血管内皮細胞を保護することがとても大事なのです。
実際、血管内皮細胞をはじめとする「体さび現象」(活性酸素による体のサビつき)は、 脳血管障害や心臓冠動脈硬化などを招き、発作が起きれば生命が危ぶまれる可能性もあります。 血管の健康度合いは長寿の秘訣といわれています。 糖尿病に対しても同様で、実は血管内皮細胞の損傷こそ、糖尿病性網膜症、糖尿病腎症、手足のしびれといった 重大な合併症のリスクを高めます。こうした危険な状態を脱出するために、 玉ネギのグルタチオン酸が心強い味方となるのです。
また、酢は全身のホルモンづくりに関わり、細胞の活性化を促進する作用があります。 混和する酢は、玄米酢、リンゴ酢がお勧めです。